SPINNUTS 106号 ※在庫残り僅か

スピナッツ106号
―暮らしを紡ぐ衣食住―

B5版、56ページ
1,430円(税込)
2020年6月25日発行
ISBN:9784904443569

SPINNUTS・スピナッツは「SPIN+NUTS(紡ぎに夢中」という熱いハートで1985年にスタートした雑誌です。羊飼いと出会い、スピナーと出会い、羊毛の糸紡ぎに夢中になるうち、羊から衣・食・住のすべてが賄えることを知りました。羊と羊毛を入り口に、暮らしを紡ぐ「種」をいっぱい仕込んだ雑誌です。

スピナッツ106号の紹介
今号は、今このタイミング!と思える特集と各連載です。コロナを乗り越える、どんな困難も、「志」があれば乗り超えられることを、新井淳一さんの「魂の布」が教えてくれます。

そして人気の各連載-紡ぎ、編み、フェルト、アクセサリーなど、毎日の暮らしを豊かにしてくれる手仕事のレシピのページも、お楽しみください。

特集「魂を包む布の創造―新井淳一の仕事」
85年の生涯で4つの会社を興し、2度倒産…しかしその都度不死鳥のようによみがえり…新しい布を創るという情熱を貫きとおした新井淳一さん。彼は桐生の機屋の長男として生まれ、伝統的な織物の技法に習熟した背景を持ちながら、あらゆる繊維―天然繊維だけでなく20世紀に登場した化学繊維など、それぞれの特徴を生かし、技法を駆使した新しい布を次々創造されていきます。彼の生み出した布とその考え方をたどることは、新たな未来の創造につながる事と思います。

連載「0歳からの草木染」~幼児教育版地藍プロジェクト~ 佐々木和也
今回が最終回です。佐々木和也さんと北澤勇二さんが、京都府宇治市にある陽だまり保育園の園児たちによる「藍染」の取り組み、それも藍を育てスクモを作っているのです!園児たちが温度管理をしながら皆で協力して作っている!!!スクモ作りなんて、私は職人の仕事だと思っていました。今回はその園児たちの学びを紹介してくださいます。草木を観察して採集することから始める園児たち。「0歳でも草木染はできる」ということを、園児たちの歓声から納得することができます。

新連載-人の暮らし―「銭湯 #いのちをあらったな」
衣食住の技法紹介だけでなく、その先にある、人の暮らしも見つめていこうというスピナッツの新しい連載です。1回目は「銭湯」。京都市内の紙屋川沿いにある「源湯」を取材しました。銭湯は一日の疲れを洗い流してくれる場であるだけでないことを今回私は知りました。「源湯」には銭湯好きの若者が集まり、いろいろな企画を通じて、地域のコミュニティーも温めているようです。「銭湯ってこういうところだったんだ!」…いつかまた銭湯でフェルトのワークショップがしたいです。


 

【タテ書き目次】

  • 巻頭・「暮らしを紡ぐー衣食住」
  • 連載・手紡ぎの風景106「羊の夢」
  • 特集・魂を包む布の創造 新井淳一の仕事 新井正直
  • 連載・庭暮らし その6「世田谷のグランド脇で紡ぐ棉糸」 石田紀佳
  • 連載・CREATIVE FELT ASSOCIATION
    「羊毛からのメッセージに耳を傾ける」そがまつみ
  • 連載・〇歳からの草木染 最終回
    ~幼児教育版地藍プロジェクト~ 佐々木和也
  • 連載・園児たちの歓声から 最終回
    理想の藍染め空間 解説:染太郎KITAZAWA
  • 新連載・人の暮らしーLocal Action
    「銭湯」ー#いのちをあらったな 京都紙屋川沿い「源湯」
  • 連載・チリ交春秋 第37回「妖怪との闘い」 岩井和一郎

【ヨコ書き目次】

  • 連載・ははの手仕事 第8回「コットンのプルオーバーとパンツ」 笹谷史子
  • 連載・あそびのたね 第4回 「留める」安宅未希
  • INFORMATION「ジャパン ウール プロジェクト」
  • 連載・妄想アートヤーン No.6 「雫のような糸」 ナカタアヤコ
  • 連載・ひつじ写真館 第6回「サフォーク」 まきば写真家 平林美紀

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