チェビオットの話
服地といえばチェビオット。チェビオットにはじまりチェビオットに終わるといわれるくらい。その中庸で素直な毛質で、細番手はショールから、服地、ブランケット、ニットまで何でもコイ!まるで小麦粉のように糸の作り方次第でパン、ケーキ、麺となんにでもなるという羊毛です。
下から、すずきひろこさん作の赤いコート。真中は蟻川工房、そして白いセーターは2004年のスピンハウスオリジナル紡績糸のチェビオットを使用しています。
いずれもむっくりとした膨らみのなかに、ハリのある質感。ボリュームの割にとっても軽くて、型くずれしにくいのも特徴。そこがチェビオットならでは、さすが英国羊毛とうなります。
ミニチュアのセーターを作ったのは内木早由美さん、アラン模様の柄がしっかり出ているのは膨らみのあるチェビオットの毛の特徴が生かさているからです。