ブラック ウェルシュ マウンテンの話

ウェールズ原産で、ウェルシュ マウンテンの白い羊の中で、黒い僧衣を作るために黒い羊のみを選び出し、交配し固定した品種。1922年に純血種と認められた。毛は短く、弾力があり、染めずにニット、服地に使われます。

この弾力、そして深いこげ茶。何を作ろうかぞくぞくします。もちろん服地(ピーコートなんていいね!)に適。
フェルトにするとその質感にあっと驚かれるはず。それから、強撚糸のポンチョという通の使い方も。ニットにすると、このタイプの毛は糸でも膨らみ、ガーンジー セーターなどの柄がよく出ます。

米良裕子さん作のフェルトのバッグ。メリノに比べると不安になるくらい、なかなかフェルト化しません。まだかまだかと思った頃にきゅきゅと縮まります。仕上がると、短毛種特有の膨らみが素敵です。

右のミニセーターはブラック ウェルシュ マウンテンにハードウィックを30%ブレンドしたものです。この膨らみがたまりません。イギリスゴム編みでシンプルに仕上げて、男っぽいセーターに!左はハードウィックのフェルトです。

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