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新刊のご紹介「羊と日本人」山本佳典著 彩流社刊

明治以降の日本の羊の土台をつくった先輩諸氏。もうすでに亡くなっている方々の、その業績を、詳細に取材調査し上梓されたのが、この山本佳典さんの「羊と日本人」です。
夜が明ければ見えなくなる、まるで夜空に輝く星のように、羊にかかわった先輩たちがたくさんいます。その先輩たちの仕事の上に、今の私たちがあります。

山本さんは、明治以来百数十年の日本のめん羊にかかわった先輩や、その遺族に会いに行ったと言います。牧場のあった場所に足を運び、人々の記憶をたぐりよせ、そこで語られた言葉を記録し、丁寧に綴られたこの一冊。私が知りたかったことがここにある。活字になったことを、ほんとうに嬉しく思います。

春になれば桜が咲き、仔羊はとび跳ね、草を食むそんな日本の羊牧場の原風景。
その上にまた、私たちはどんな景色を重ねていくのでしょうか
過去を知ることが、私たちの未来を照らしてくれるのだと思います。(本出)

「羊と日本人」
山本佳典著
彩流社 刊 20233
定価◎本体3500円+税
ISBN978-4-7791-2863-9

*冊数限定でスピンハウスポンタでも取り扱っております。
このHPコンタクトフォームからご注文ください。

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