糸車をセットする

さあ!紡ぎ始めましょう。糸車にベルトを掛け、テンションを調節します。例えるなら足踏みミシンのベルトを掛け、針に糸を通すような作業です。ここではスコッチテンション型の糸車を使っています。(ダブルドライブの場合は①~③の工程が一緒になってベルト1本の調整でセットします)

① ベルトを掛ける

ベルトを車輪の溝とフライヤーの溝に掛けます。この時、2つの溝が平行になっていないとベルトが外れやすくなるので注意!

② ベルトの張りを調整する

テンションノブを回していくと、徐々にマザーオブオールに角度がつき、車輪とフライヤープーリーが離れていくのでベルトをピンと張ることができます。

③ 張り具合を確認

ベルトは張り過ぎてもいけません。写真のように手でベルトを押さえて、たるみがあるくらいがちょうど良いテンションです。

④ ボビンにテグス糸を掛ける

スコッチテンションの調整は、テグス糸がたるまない程度に最初は軽く掛けます。ボビンに糸が巻き取られ、重くなる程、スコッチテンションを調整して、バネに力がかかるようにしていきます。

⑤ フックの先に種糸を掛ける

ボビンの軸に種糸(30cmくらいの太い綿糸など)を結び付け、それをフライヤーのヒートンに掛けます。オリフェイスにカギ手を差し込み、その先で種糸をひっ掛けて手前に導き出します。

⑥ 種糸を引き出す

オリフェイスから種糸を引き出したら、糸を紡ぐ準備完了です。

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